RSS / データフィードの使いどころ
RSS は古い技術と思われがちだが、提供元の更新情報を許可も認証もなしに取得できるという点で、いまも代替が効かない。API が用意されていないサービスでも、フィードだけは公開されていることは多い。
何に向くか
- 提供元の公式な更新を追う — リリースノート、変更ログ、障害情報
- 情報収集の自動化 — 特定領域の記事を蓄積して検索可能にする
- 通知の起点 — 更新を検知して社内チャットに流す
逆に、リアルタイム性が要る用途や、双方向のやり取りが必要な場面には向かない。フィードは取りに行くもので、届くものではない。
取得できることと、掲載してよいことは別問題です
フィードで本文を取得できても、それを自社サイトに掲載してよいとは限りません。著作権は元の書き手に帰属します。見出しとリンクによる引用の範囲に留め、原典へ誘導する形にするのが安全です。
取り込み側で必ず設計すること
- 重複排除 — URL を正規化してから照合する。トラッキング用パラメータが付いて別項目として重複する事故は多い
- 失敗の検知 — 取得が止まったことに気づけないと、静かに古い情報を表示し続ける
- 量の制御 — 配信量の多いフィードは、そのまま流すと誰も読まなくなる。閾値やキーワードで絞る
単一ソースに依存しない
メディアのフィードは、運営体制の変更で更新が途絶えることがある。重要な用途では複数のソースを併用し、片方が止まっても機能が継続する構成にしておきたい。