画像生成 API を選ぶときの判断軸
画像生成は品質の評価が主観的になりやすく、ベンチマークでは判断しづらい。実際に自分が生成したい種類の画像で試すのが唯一確実な比較方法になる。加えて、生成物の権利と安全性という技術以外の論点が必ず付いてくる。
商用利用の前に確認すること
- 生成物のライセンス — サービスやプランによって商用利用の条件が異なる。「生成できた=自由に使える」ではない
- 既存作品との類似 — 特定の作風や実在人物に酷似した出力は、規約とは別に権利上の問題になりうる
- 公開前の確認工程 — 生成物をそのまま公開する運用は、確認する人間を残しておくべき
利用者が任意の指示を書ける形で公開すると、不適切な画像が生成されて自社サービス上に表示されるリスクがあります。入力側のフィルタと出力側の検査を両方入れてください。生成結果の責任は、モデル提供元ではなくサービス提供者に向きます。
再現性を確保する
同じ指示でも実行のたびに結果が変わるため、気に入った出力を再現するにはシード値と生成パラメータの記録が要る。プロダクトに組み込むなら、生成物とあわせてプロンプト・シード・モデルバージョンを保存しておくと、後から同じ条件で作り直せる。この記録がないと「前と同じ雰囲気で」ができない。
待ち時間の設計
画像生成は数秒から数十秒かかる。同期的に待たせる作りは体験を損ねるため、生成を非同期のジョブに回して完了を通知する構成にしたほうがよい。生成中のプレースホルダ表示や進捗の見せ方まで含めて設計しておきたい。